Army Recognition は 11 月 5 日、Kanwa Defense Review の記事を引用する形で、パキスタンが中国の輸出用戦車 MBT-3000 の試験を計画していると報じた。

MBT-3000 は中国の中国北方工業公司 (NORINCO: North Industries Corporation) が開発した、輸出を前提とした主力戦車で、かつて中国とパキスタンが共同開発した MBT-2000 を基に、中国製の 1,300 馬力ディーゼル・エンジンを搭載するなどし、中国での国産化率と性能の両方を向上させているという。

また主砲には 125 mm 滑腔砲を搭載、モジュール式のセラミック複合材の装甲や、爆発反応装甲も装備でき、中国人民解放軍陸軍の主力戦車である 99 式戦車よりも、性能は上だとさえいわれている。

なお現在、パキスタンには MBT-2000 が配備され、アル・ハーリドという名称で呼ばれている。

Army Recognition 2014/11/05
Photo (embed): MBT-3000 / NORINCO
Text: 鳥嶋真也 - FM201411