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CAYENNE
長物LBLK普及委員No.3
日本在住のガンマニアです。
ゲーム暦すでに20年、年齢の影響は日に日に大きく・・・
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2007年05月13日

Grossfuss MG-42 by Shoei

今回は汎用機関銃の紹介です。
Grossfuss MG-42 by Shoei

松栄製作所の誇る大型エアブローバックマシンガン、MG-42です。
後記型を再現したモデルということです。
全長1230mm、バイポッド装備重量6.5Kgの大物です。
エアガン化は望んでいましたが、まさかブローバックで出るとは思いませんでした。
うれしい誤算というものです。

実銃はナチスドイツの開発した機関銃で、軽機関銃としても重機関銃としても使用できる
高い汎用性をもった機関銃で、現在の多くの機関銃の基礎になった名銃です。
高い工作精度と多くの手間を要求されるMG-34にかわり開発されプレス工法などで生産
性を高めていましたが、配備開始が遅かったため総配備数はMG-34に及びませんでした。

外装材質はアルミ板プレス、亜鉛ダイキャスト、鉄。ユニットはほぼ真鍮という構造で、
マニュアルの注意書きに「この銃は弾づまりを起こしても壊れません」と記載されている
貴重な銃です(笑)。
Grossfuss MG-42 by Shoei
実銃は見たことがありませんが、外装の不満点はほぼありません。
アルミのバレルジャケットが重量に対してやや柔らかいような感じも受けますが、投げ
落したりしなければ強度的には問題ないでしょう。
Grossfuss MG-42 by Shoei
フロント側です。
フロントサイト、リアサイトとも可倒式。簡易対空サイトも装備。クモの巣型対空用サイトも
装着可能です。
アウターバレル基部にホップ調整ダイヤルがあります。
バイポッドはスチール製で頑丈です。しかしそのためにバイポッドを折りたたんだ際バレル
ジャケットの穴にストッパーをひっかけて固定するとジャケット側に傷が付いてしまいます。

ちなみにグリップからバイポッドまで結構距離があります。
女子供が銃をわきに抱えバイポッドをフォアグリップ代りにして保持している絵を見たことが
ありますが、日本人だと大のおとなでも結構ぎりぎりです(笑)

Grossfuss MG-42 by Shoei
後ろ半分です。
側面の取っ手はコッキングハンドルで、写真は引ききった状態です。
ハンドルは前方にある時は倒れた状態になっておりそれを起こすとロックが外れコッキング
できるような構造になっています。

グリップ、ストックは後記型ということで初期型と違い不足したベークライトを補うための木製
になっています。

フィードカバーは開閉可能。フィードカバーを開けた状態で専用マガジンを装着するか、
ダミーカートのベルトリンクを装着できます。
両方は装着できないので、そのままではカートを装着したままBB弾の発射はできません。
専用マガジンは250発前後装填可能です。

このMG-42はフィードトレー上のマガジンを左右に動かし、マガジン内のローダーを作動
させチャンバーにBB弾を送り込む給弾システムでそれを利用してダミーカートリンクを
振動させる機能があります
そのためカバー内にボルトと連動するレールがあり、それをボルト側にかみ合わせないと
正常に作動しません。そのためにマガジンの交換にやや時間が手間がかかります。


作動システムはASCS式エアブローバックで、これは以前に紹介したサンプロAR15や
一部で有名なユースエンジニアリングのMP5と同じシステムです。
汚れなどに強い堅牢なシステムで、作動性能は抜群です。

使用面ではいくつか問題があります。
まず、5.5気圧ではフルストロークでのブローバックをしないこと。
ボルトリターンスプリングが恐ろしくかたく、また真鍮の塊のようなボルトユニット自身が
非常に重いので、後退する途中で押し戻されるような形になります。
もっとも、フルストロークしなくても弾は出てくれるのですが。
第2に、フルストロークで後退しない理由とおなじ理由でサイクルが非常に遅いことです。
M60ならばちょうどいいくらいのサイクルで、1分間1200発の実銃サイクルには遠く及ばない
のが惜しまれます。
高い加工技術があれば線径の細いリコイルスプリングとアルミ製の軽量ボルトで高速な
回転を実現できるかもしれませんが…


しかし、何といってもこの銃は実射うんぬんより存在感と削岩機のような振動を楽しむ銃と
言えるでしょう。
決して安くは無いものですがこのクオリティでこの値段ははむしろ安い、と思える製品です。

BGM:THE LONGEST DAY



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Posted by CAYENNE at 22:55│Comments(0)マシンガン
 
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